JPRiDE QUEST × SOUNDMake Slash 4.0|音を「メイク」する楽しさを体験

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イヤホン選びでは、音質やノイズキャンセリングといった基本性能はもちろん、普段の使い勝手も大切なポイントです。

そんな中、今回試させていただいたのが、JPRiDEのワイヤレスイヤホン「QUEST」と、新バージョンの音質カスタマイズアプリ「SOUNDMake Slash 4.0」。

今回は、SOUNDMake Slash 4.0の新アプリモニター企画に参加する形で、イヤホンとアプリを一緒に試させていただきました。

JPRiDEのイヤホンは、これまで有線のフラグシップモデルから、前モデルの「model i ANC」まで使用してきています。個人的にもJPRiDEの製品は面白いものを作る印象があり、今回もどんな体験ができるのか楽しみにしていました。

実際に使ってみると、QUESTはイヤホン単体の使いやすさもしっかり考えられている一方で、SOUNDMake Slash 4.0を使い込むことで、音楽の楽しみ方が大きく広がる製品だと感じました。

今回は、イヤホンの基本的な使用感から、アプリで音を「メイク」する楽しさまで、実際に使って感じたことをレビューしていきます。

※本記事は、JPRiDEの新アプリ「SOUNDMake Slash 4.0」のモニター企画に参加し、イヤホンとアプリを提供いただいたうえで、実際に使用した感想をまとめています。使用感や音質については、個人の主観に基づくレビューです。

目次

JPRiDE QUESTの基本的な使用感

まずは、アプリを使う前に、イヤホンとしての基本的な使用感から紹介します。

ANC・外音取り込み性能について

JPRiDE QUESTを使ってみて、個人的に良いと感じたのがアクティブノイズキャンセリング(ANC)です。

使用感としてはエアコンの動作音など、日常生活で気になる環境音はかなりカットできます。

特に低音域の音が大きく抑えられる印象で、ANCをオンにすることで音楽に集中しやすくなります。

もちろん、私自身これまで使用してきた中ではAirPods Proのノイズキャンセリングが個人的には最高峰だと感じています。

ただ、QUESTも価格面を考えると、十分に満足できる機能性を備えていると思います。

日常的に音楽を楽しむ際や、作業中に周囲の音を抑えたいときなど、ANCがあることで使いやすさはしっかり向上しています。

外音取り込みについては、若干デジタル感があるものの、普段使いで困ることはありませんでした。

イヤホンを装着したまま周囲の音を確認できるので、ちょっとした会話や外出時にも便利です。

ただし、音楽をある程度の音量で聴いている場合は、外音取り込みをオンにしていても会話が完全に聞き取れるわけではありません。実際、コンビニで会計をした際には、店員さんの声が少し聞き取りにくい場面がありました。

外音取り込みを使えば何でも解決するというより、周囲の音を確認しやすくする機能として、便利に使える印象です。

カナル型の装着感も良好

カナル型のイヤホンですが、装着感についても軽快で良好でした。

イヤホン本体のサラサラとした質感も心地よく、耳に装着した際の印象も良いです。

普段からカナル型のイヤホンを使用している方であれば、違和感なく使いやすいのではないかと思います。

また、ブラックで統一された充電ケースとイヤホン本体のデザインも、相変わらず良いですね。JPRiDEのイヤホンは、シンプルながらも質感の良さを感じられるデザインで、今回のQUESTも好みです。

ただ一点、個人的に気になったのは装着検知がない点です。

QUESTはイヤホンを外しても自動で音楽が停止しないため、イヤホンを外すと自動で音楽が止まる製品に慣れていると、少し気になるかもしれません。

このあたりは、普段から装着検知を利用している方は、あらかじめ知っておくと良いポイントです。

SOUNDMake Slash 4.0が楽しい

ここからは、今回のメインともいえるアプリによる操作、SOUNDMake Slash 4.0について紹介します。

SOUNDMake Slash 4.0では、イヤホンの操作設定を変更できるほか、豊富なプリセットから音を選んだり、イコライザーで細かく調整したりできます。

ただ音を聴くだけではなく、自分好みの音に仕上げていく楽しさがあるアプリです。

イヤホンの操作を自分好みにカスタマイズ

まず便利だと感じたのが、イヤホンのタップ操作を変更できることです。

イヤホンの操作方法を左右それぞれで自分好みに設定できるので、普段の使い方に合わせてカスタマイズできます。

特に良かったのが、イヤホン単体で音量調整ができる点。

音量を変更するためにスマートフォンを取り出す必要がなく、イヤホンの操作だけで調整できるのは、実際に使ってみると便利です。

例えば、1回タップで音量調整、2回タップで次の曲、長押しでノイズキャンセリングの切り替えといったように、自分の好みに合わせて操作を設定できます。

ANCモードの有無も設定できるので、ノイズキャンセリングオフや風音軽減など、必要なモードだけを選んで使うことも可能です。

イヤホンの基本的な使い勝手が向上していて、より直感的に使いやすくなった印象です。

プリセットから好みの音を「メイク」する

SOUNDMake Slash 4.0では、あらかじめ用意された豊富なプリセットの中から好みの音を選ぶことができます。

プリセットごとに音の方向性が異なるため、聴く音楽やその日の気分に合わせて音を変えられるのが面白いところ。

自分で細かく調整するのが苦手な方でも、プリセットを切り替えるだけで、普段とは違った音を楽しめます。

同じイヤホンでも、設定を変えることで印象が大きく変わるので、いろいろ試すだけでも楽しめます。

ここからは、実際に試してみたプリセットをいくつか紹介していきます。 音の印象については、あくまで私の好みや主観に基づくものとして参考にしてみてください。

JPRiDE QUEST本来の音はスッキリ

まず、QUEST本来の音について、こちらもアプリのモデルから設定できます。

音の特徴としては全体的にプレーンで、スッキリとした音という印象でした。音の定位感はしっかりあり、ボーカルや各楽器の位置も分かりやすいです。

一方で、個人的には少し迫力が控えめに感じる、高音のシャリっとした感じが気になる場面もありました。

スッキリとした音が好みの方であれば、初期設定のままでも十分楽しめると思います。

「B F D:V2」で低音の迫力が大きく変わる

プリセットをいくつか試してみた中で、音の変化が分かりやすかったのが「B F D:V2」です。

B F D:V2では低音域が大きくブーストされ、バスドラムからベースにかけての迫力が増します。

初期設定と比べると、明らかに音楽全体に厚みが出て、より力強く感じられました。EDMのような低音を楽しみたい音楽や、ガッツリとしたバンド音楽との相性も良さそうです。

低音がしっかり出ることで、音楽を聴いているときの楽しさも増します。

ただし、低音の量が増える分、曲によっては少し重たく感じることもあるかもしれません。

このあたりも、聴く音楽や好みに合わせて使い分けるのが良さそうですし、ここを探っていくのが楽しいです。

バランスの良さが魅力の「タイト」「タイト#5」

個人的に一番好みだったのが、「タイト」「タイト#5」です。

バランス重視の音という印象で、低音・中音・高音がそれぞれ主張しすぎず、全体的にまとまっています。

少し前に出てくるようなベースの存在感がありつつ、高音も伸びやかに感じられました。

ギターやベース、ドラムなど各楽器の定位も分かりやすく、バンド全体の音を楽しみやすい印象です。

低音を強調しすぎていないので、音が重たくなりすぎることもなく、ボーカルもしっかり聴き取れます。

かといってスッキリしすぎているわけではなく、程よく厚みもある。そのため、バンド音楽を聴く際には、個人的にかなり好みのバランスでした。

一方で、低音の迫力や高音の刺激を強く楽しみたい方には、少し物足りなく感じる可能性もあります。

このあたりは、楽曲や好みによって印象が変わる部分だと思います。

ボーカルを主役にする変わり種「Rosier」

変わり種という意味では、面白いと感じたのが「Rosier」でした。

ボーカルを中心に楽しめるプリセットとのことで、実際に聴いてみると、低音をマイルドにブーストしつつ、シャカシャカしがちな中〜高音域を少し抑えているような印象です。

確かにボーカルが聴きやすく、歌声をしっかり楽しめます。

個人的には、最初に聴いたときは少し意外な方向性でしたが、試しているうちに好みになりました。

ボーカルを主役にするという目的ながらバックの音楽も崩しすぎない、ぜひ試してみてほしいプリセットです。

DRIVEの設定で音圧を手軽に変えられる

そして個人的にかなり面白いと感じたのが、DRIVEの設定です。

名前のとおり、ギター等のエフェクター・BOSSのOverDriveを思わせるようなデザインでで、Level 1から数値を変更するだけで音の迫力や音圧を調整できます。

数値を上げていくと、音に厚みが出たり、迫力が増したり、そして音の広がり方が変わったりします。

プリセットを選ぶだけではなく、ここをいじるだけでも自分好みの音へ近づけられるのが良いところ。

音を大きく変えたいときにも使えますし、少しだけ迫力を足したいときにも便利です。

個人的には、このDRIVEの設定が一番良かったと感じました。本当に手軽です。

音の変化が分かりやすく、いろいろな数値を試しているだけでも楽しいです。

10Bandイコライザーでとことん追い込める

さらに細かく音を調整したい場合は、10Bandイコライザーも利用できます。

低音域から高音域まで細かく調整できるので、自分の好みに合わせて音を追い込んでいくことが可能です。

低音を強くしたい、ボーカルを少し前に出したい、高音の刺激を抑えたいなど、好みに合わせて調整できます。

周波数ごとの音の変化を確認しながら、全体のバランスを整えていく感覚は、DTMでMIXをしているような面白さがあります。

調整した設定はプリセットとして保存できるため、自分だけの音を作っておけるのも便利です。

最初はどこを触れば良いのか分からないかもしれませんが、少しずつ変更していくと音の違いが分かりやすくなります。

細かい音の違いを楽しみたい方は、ぜひ試してみてほしい機能です。

アプリを使い込むことでQUESTの楽しみ方が広がる

SOUNDMake Slash 4.0は、プリセットを選ぶだけでも楽しめますが、使い込むほど面白くなるアプリだと感じました。

今回紹介した以外にも、さまざまなモデルのプリセットが用意されており、いろいろな音の方向性を試すことができます。

また、有料でプリセットを拡張することもできるようなので、今後さらに音の楽しみの幅が広がっていきそうです。初期でも十分良いプリセットばかりですが、拡張性があるのも良い点かと思います。

気軽に音を切り替えて楽しむこともできますし、10BandイコライザーやDRIVEを使って、とことん自分好みの音に追い込むこともできます。

そのため、音の調整に詳しい方だけでなく、まずはいろいろなプリセットを試してみたい方にも使いやすいと思います。

JPRiDE QUESTは良くも悪くもアプリを「使い込む」必要はあります。

ただそれ自体がこのイヤホンのポテンシャルを引き出す楽しさに繋がると感じました。

まとめ

今回、QUESTとSOUNDMake Slash 4.0を実際に試してみて、音楽好きが作ったイヤホンなんだな、ということが伝わってきました。

QUESTは、ANCや外音取り込みといった基本的な機能を備えつつ、装着感やデザインも良好です。

さらに、今回試用させて頂いたSOUNDMake Slash 4.0を使うことで、プリセットから好みの音を簡単に選ぶことができ、新しい音楽体験ができます。

ただ音を聴くだけではなく、音を自分好みにメイクしていく楽しさがありました。こういった遊び心のある仕組みは、個人的にも非常に好印象です。

JPRiDEは以前から面白いものを作る印象がありましたが、今回も素晴らしいプロダクトでした。

まだ開発中のアプリではありますが、今回試させていただいた限りでは、非常に使いやすく、楽しめるバランスになっていると感じました。

正式リリースが楽しみですね。

※本記事は、JPRiDEの新アプリ「SOUNDMake Slash 4.0」のモニター企画に参加し、イヤホンとアプリを提供いただいたうえで、実際に使用した感想をまとめています。使用感や音質については、個人の主観に基づくレビューです。

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